イギリス・キャピタルゲイン税計算機

2024 年 10 月以降の 18 / 24% 税率での株式・暗号資産・不動産の英国 CGT を AEA と税率帯を含めて計算。

使い方

イギリスのキャピタルゲイン税は、値上がりした資産を売却して得た利益に課されます。2024 年 10 月 30 日 Budget で 2 つの CGT 税率表が統一され、株式・暗号資産などの非不動産系ゲインも、パンデミック以降の居住用物件と同じ 18% / 24% の税率になりました — 別々の 2 表ではなく単一の税率表で済むようになっています。Annual Exempt Amount(AEA、年間非課税枠)は 2024 年 4 月に £6,000 から £3,000 に引き下げられ、その水準が継続中 — その税年度における全資産の総ゲインのうち最初の £3,000 までは非課税です。

課税対象ゲインの各部分にどの税率が適用されるかは、課税所得の上にどう積み上がるかで決まります。まず basic rate 帯を使い切ります:£37,700 から、personal allowance を超える部分の課税所得を引いた額が「残りの basic rate 帯の余地」。その範囲内のゲインは 18%、超える部分(または既に higher-rate 納税者ならすべて)は 24%。本ウィジェットでは、既に basic 帯を超えていると分かっている場合「higher / additional rate」を選べばよく、その場合は所得欄を隠して入力を簡潔にできます。

本ツールが扱わないこと。主たる住居の売却は Private Residence Relief(PRR)で完全非課税 — CGT は発生せず、本ツールも不要です。Business Asset Disposal Relief(BADR、旧称 Entrepreneurs' Relief)は適格事業の売却で生涯 £1 million までのゲインに 14% の軽減税率を与えます — 2026 年 4 月から 18% に引き上げられ、その時点で basic CGT 税率と並びます。Investors' Relief は別建ての £10M 生涯枠を 14% でカバー。これらの軽減には書類と要件があるため、本ツールではなく会計士と進めるのが適切です。

計算式

課税対象ゲイン = max(0, 総ゲイン − £3,000 の AEA) basic 余地 = max(0, £37,700 − max(0, 所得 − £12,570)) 低税率分 = min(課税対象, basic 余地) × 18% 高税率分 = (課税対象 − 使用 basic 余地) × 24% CGT 合計 = 低税率分 + 高税率分

AEA:£3,000(2024 年 4 月以降)。basic rate 上限 £37,700 は、適用される personal allowance(多くは £12,570、£100k 超で逓減)の上に設定。18 / 24% の税率は、2024 年 10 月 30 日以降、株式・暗号資産・居住用物件に同じく適用されます。higher-rate 帯(PA フル適用で年収 約 £50,270 超)の場合、課税対象ゲイン全額に 24% がかかります。

計算例

  • 株式売却益 £30,000、年収 £40,000(basic rate)。
  • 課税対象ゲイン = 30,000 − 3,000 = £27,000。basic 余地 = 37,700 − (40,000 − 12,570) = £10,270。
  • 10,270 × 18% = £1,849、16,730 × 24% = £4,015 → CGT £5,864。実効税率 19.5%。手取り ≈ £24,136。

よくある質問

2024 年 10 月に税率が本当に一晩で変わったのですか?

はい — 2024 年 10 月 30 日の Autumn Budget で、非不動産の CGT 税率が 10 / 20% から 18 / 24% に即日引き上げられました。2024 年 10 月 29 日以前の譲渡は旧税率、10 月 30 日以降は新税率が適用されます。居住用不動産の税率(18 / 24%)は変更ありません。本ツールは終始 10 月 30 日以降の税率を使うため、それ以前の譲渡には年度を分割計算するツールが必要です。

損失は AEA とどう関係しますか?

同一税年度の損失は、AEA より前に当期の利益と相殺されます。£10,000 の利益と £4,000 の損失なら、相殺後の純利益は £6,000、その後 £3,000 の AEA を適用して課税対象は £3,000 になります。当期で使い切れなかった損失は将来年度に繰り越せますが、繰越には損失年度の self-assessment で HMRC に届出が必要で、通常 4 年以内が期限。繰越損失は将来年度の AEA 適用「後」に控除されるため、非課税枠を無駄にしません。

自分の主たる住居が対象に含まれないのはなぜですか?

CGT が発生しないからです。Private Residence Relief(PRR)により、唯一または主たる住居として使っていた期間の売却益は全額非課税で、最後に「みなし居住」9 ヶ月の延長も付きます。賃貸に出したことも、専ら事業用に使ったこともなければ、控除は 100% で計算結果は £0 になります。賃貸経験等がある場合(住んでいた物件を後で賃貸に出した等)は、対象月と非対象月で按分するため計算は複雑になり、単一入力の概算ツールの守備範囲外です。

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